「シャッターアイランド」の登場人物を徹底解説!(ネタバレあり)
■テディ・ダニエルズ(Edward "Teddy" Daniels):レオナルド・ディカプリオ(吹替:加瀬康之)
= アンドリュー・レディス(Andrew Laeddis)
テディはレディスの妄想が生み出した人物。レディスは自分自身。
レディスは本当に元は連邦保安官。うつ病の果てに三人の我が子を殺害してしまった妻のドロレスをアンドリューの手で殺してしまう。アンドリューは、その妻殺害の罪で逮捕され、精神を病んでいたことからシャッターアイランドのアッシュクリフ病院に収容されていた。(おそらくC棟)
■チャック・オール(Chuck Aule):マーク・ラファロ(吹替:志村知幸)
= シーアン医師
チャックの正体はアンデリュー・レディスの担当医であるシーアン。休暇で島を離れているというのは嘘で、テディの新しい相棒のチャックとして、テディ(=レディス)を終始監視しつつ見守っていた。
■ジョン・コーリー院長(Dr. John Cawley):ベン・キングスレー(吹替:有本欽隆)
精神を病んだ犯罪者を収容する施設アッシュクリフ病院の院長。
安易にロボトミー手術を行うことに否定的で、新たな治療法を模索していて、今回、レディス(=テディ)でロールプレイ治療の実験を行っていた。
■ドロレス・チャナル[シャナル](Dolores Chanal):ミシェル・ウィリアムズ(吹替:宮島依里)
アンドリュー・レディス(=テディ)の妻。放火魔レディスに殺されたというのは、アンドリューの現実逃避が生んだ妄想で、実際は、我が子3人を殺してしまったドロレスを、アンドリュー自身の手で射殺していた。
アパートへの放火は、うつ病だったドロレスによるもの。
■レイチェル・ソランドー(Rachel Solando):エミリー・モーティマー(吹替:高橋理恵子)
レイチェルは。レディス(=テディ)の現実逃避による妄想が生んだ架空の女性。実際に3人の我が子を殺害したのは、妻のドロレス。
劇中で一度失踪し、後に無事に戻ってくる女性(レイチェル)は、おそらくコーリー院長らがロールプレイ治療の一環として用意した芝居の一つで、おそらく劇中の最終盤で出てくる看護士(ナース)が、レイチェル役を務めていたと思われる。
また、本当のレイチェル・ソランドーだという女性に、崖の途中にある洞窟で出会うが、それはテディ(=レディス)の妄想だと思われる。
■ジェレマイアー・ナーリング医師(Dr.Jeremiah Naehring):マックス・フォン・シドー(吹替:坂口芳貞)
アッシュクリフ病院の医師。保守派(ロボトミー手術肯定派)。今回のレディス(=テディ)への実験的ロールプレイ治療には否定的。
■ジョージ・ノイス(George Noyce):ジャッキー・アール・ヘイリー(吹替:青山穣)
C棟に収監されている患者。全身に負っている傷は、2週間前に(同じC棟に収監されていると思われる)レディスによるもの。以前シャッターアイランドに収監されていて、再び罪を犯して戻ってきたというくだりは、テディ(=レディス)が口にしているだけなので、詳細は定かではない。
■アンドリュー・レディス(Andrew Laeddis):イライアス・コティーズ(吹替:辻親八)
放火魔としてのレディスは、テディ(=アンドリュー・レディス)が生み出した妄想で、実際には存在しない人物。レディスはテディ自身。
■真実を知る謎の女:パトリシア・クラークソン(吹替:一柳みる)
チャックを探している際にテディが出会う、崖の途中の洞窟の中に潜んでいた謎の女性。
本当のレイチェル・ソランドーで、病院から脱出して逃亡を続けている女医という話だが、これもまたレディス(=テディ)の妄想で実在しない人物。
「レイチェル・ソランドー」がアナグラム(文字の並び替え)による名前であり、「レイチェル」が娘の名前であることからも、実在しているとは考えられない。
■警備隊長:テッド・レヴィン(吹替:向井修)
シャッターアイランドにあるアッシュクリフ病院の警備隊長。保守派(ロボトミー手術肯定派)。今回のレディス(=テディ)への実験的ロールプレイ治療には否定的。
テディとして島にやって来たのを迎えないのも、テディ(=レディス)に強く当たるのも、今回の実験的治療を快く思っていないからと思われる。
■マクフィアソン副警備隊長(McPherson):ジョン・キャロル・リンチ(吹替:石住昭彦)
シャッターアイランドにあるアッシュクリフ病院の警備隊長。
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